「自民以外の政権がよい」54% 野党期待も低調 朝日世論調査

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渡辺康人
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 朝日新聞社が5月18、19日に実施した全国世論調査(電話)で、今後も自民党を中心とした政権が続くのがよいか、自民党以外の政党による政権に代わるのがよいかを尋ねたところ、「自民党以外」54%が「自民党中心」33%を上回った。

 この質問は前回4月の調査でも実施しており、「自民党以外」が48%、「自民党中心」が39%と、非自民政権がやや上回る程度だったが、今回は大きく引き離した。昨年7月に尋ねた時には「自民党以外」45%、「自民党中心」41%と意見が二分していた。

 背景には「政治とカネ」の問題を繰り返す自民党への厳しい視線がありそうだ。こうした自民党の体質を変えられると思うかを尋ねると、「変えられる」は17%で、「変えられない」77%が多数を占めた。

 同党の政治資金規正法改正へ…

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この記事を書いた人
渡辺康人
世論調査部
専門・関心分野
世論調査、選挙、地方自治・街ダネ、高校野球
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    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2024年5月20日11時9分 投稿
    【解説】

    「いまの野党に期待はできないけれど、自民党以外に政権の選択肢がない状況はどうにかしてほしい」という危機感が増しているようです。 自民党に代わる政権準備政党として多くの人に認知される政党がない状況こそが、この自民党の圧倒的優位な状況をうみだ

    …続きを読む