「OBSといえばヤマハのミキサー」な風潮が、さらに強まる。
ヤマハのクリエイター&コンシューマーオーディオ事業部がOBSとスポンサー契約を締結したと発表しました。OBSといえば、今ではライブ配信において欠かせないフリーソフト。どうしてヤマハがそのスポンサーに?
多くのストリーマーに高品質な環境を届けたい
同事業部の事業開発部に所属する白井瑞之さんが、その思いを動画で語っています。
今回ヤマハは、OBSのダイヤモンドティアスポンサーになりました。このティアにはインテルやAMDが契約しており、そこにヤマハも名を連ねるかたちです。ちなみにさらに上位のプレミアティアスポンサーにはYouTubeやTwitch、ロジテック、Facebookといった大企業の名前も。
パートナーシップ締結の背景は、やはり昨今のライブストリーミングの普及。2015年にヤマハから登場したミキサー「AGシリーズ」をはじめ、OBS環境ではヤマハ製ミキサーがよく使われていることもあり、両者の技術と品質をさらに高めるべくパートナー合意に至ったそう。
ユーザーに影響があることとしては、OBS機器認証の取得があります。ヤマハのマイク、ミキサー、ソフトウェアといった製品がOBS環境で問題なく動作するために、OBS機器認証の取得に取り組んでいくとのこと。互換性が保証されていればユーザー的には「ヤマハ製品ならOBS環境は問題なし」となるわけですね。
OBSで配信したいなら、ヤマハ製品が鉄板!
白井さんはAGシリーズの開発にも関わっており、その開発秘話もおもしろいんですよ。ニコ生時代からコロナや現在の配信事情など、そのあたりの変遷も語られています。
実際、パートナーシップ締結前から「ヤマハのミキサーなら間違いない」みたいな風潮は配信界隈にはあったと思いますけど、そこの信頼がさらに強まった感じですね。ソフトウェアやサポートも充実していくだろうし、OBSの友といえばヤマハといっても良いでしょう。
Source: ヤマハ株式会社