老舗魚屋主人の甘くて絶品「イカ納豆」のレシピ。そうめんにのっければ最強の夏メシに【魚屋三代目】

こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。

毎日暑い……。家メシでも外メシでも、さっぱりして冷たい麺類が美味しい季節です。先日は『メシ通』のそうめんレシピ記事も話題になりましたね。

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ということで魚屋の私からも、魚介を使ったそうめんレシピをご紹介します。今回は、ご飯にのっけても、おつまみにしても美味しい「イカ納豆」を作り、オンザそうめん!

甘くて美味しいイカはたんぱく質が豊富。そのうえ、栄養ドリンクの成分としても知られるタウリンが多く含まれています。そして、納豆もたんぱく質をはじめビタミン、ミネラル、食物繊維などが摂れる食材。この2つに冷たいそうめんを合わせれば、美味しくて栄養満点、最強の夏メシが食べられますよ。

イカの刺身は、納豆と混ぜる前に“ヅケ”にしておくのがポイントです。甘みが増してより美味しい、魚屋三代目流のイカ納豆をおためしください。

 

魚屋三代目の「イカ納豆のっけそうめん」

【材料】1人前

  • イカの刺身(細切りやイカそうめんでOK) 50g
  • 大葉(青じそ) 5~6枚
  • そうめん 1人分
  • 納豆(付属のたれは使いません) 1パック
  • めんつゆ(濃縮タイプはかけつゆ用に薄める) 適量
  • 白いりごま、薬味ねぎ、きざみ海苔 お好みで

(漬けだれ、作りやすい分量)

  • しょうゆ 大さじ5
  • みりん 大さじ2

 

作り方

1. まずは漬けだれを作ります。小鍋にみりんを入れ、中火で1分ほど沸騰させてアルコールを飛ばしたら、

 

器に入れてしょうゆを混ぜ、粗熱をとります。

しょうゆは少し減らして大さじ4くらいにすると甘めのたれに仕上がります。お好みでおためしください。

 

2. 大葉はせん切りにします。イカは切っていないものは食べやすく細切りにします。

 

3. 容器にイカ、大葉(半量くらい)を入れ、1の漬けだれをお好みの量をかけます。

ここでは大さじ2ほどかけました。余ったたれはマグロやカツオ、ホタテの刺身を漬けても美味しいですよ。

 

4. 全体をよく和えたら、冷蔵庫に入れて10分くらいおき、味をなじませます。

 

5. そうめんはパッケージの表記どおりに茹で、

 

冷水でしっかり締めて水気をよく切り、器に盛りつけます。

 

6. 3のイカと大葉を納豆と混ぜ合わせてイカ納豆を作ります。

 

7. そうめんにめんつゆをかけ、

 

イカ納豆をのせたら、残りの大葉をちらします。仕上げにお好みで白いりごま、きざみ海苔、薬味ねぎをかけて完成です。

 

イカの甘みとうま味が引き立ちます!

イカはしょうゆだれに10分ほど漬けておいただけですが、甘みとうま味グンと引き立っています! 納豆と合わせることでねっとり感がアップして、そうめんにもよくからみますよ。

酒の肴としてもおなじみのイカ納豆ですから、お酒を飲みながらツルツル食べるのも最高です。

イカは、ここではスーパーなどでも買いやすいソデイカ(アカイカとも呼ばれ、皮をむく前は赤いイカです)を使いました。肉厚のイカで歯ごたえがあり、うま味たっぷりです。ほかにもスルメイカ、ケンサキイカなど刺身用のイカはどれも甘くて美味しいので、手に入るもので作ってみてください。

 

そうめんのかわりにイカ納豆をそばやうどんにのっけたり、イカ以外にもマグロやカツオ、ホタテの刺身をヅケにして納豆と合わせたりしても美味しいです。薬味もみょうがやきゅうり、カイワレ大根などもいいですね。お好きな組み合わせでおためしください!

 

作った人:魚屋三代目

魚屋三代目

本名・柳田昇(やなぎたのぼる)。神奈川県厚木市で60年以上続く鮮魚店の三代目。父と魚屋を営むかたわら、旬の魚介の簡単な料理や捌き方をブログ『魚屋三代目日記』にて紹介しています。レシピ本などの書籍やテレビなど幅広く活動。62種の魚介の詳しい捌き方と、それらの魚をおいしく食べる100を超えるレシピ、捌き方やおろし方の動画が見られるQRコードも掲載の最新刊『魚屋三代目の魚のおろし方と料理』(エイ出版社)が発売中。2023年4月、新鮮な魚介類を使ったお惣菜店「noboru 魚武商店」もオープン。

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企画協力:フーディストノート

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