大阪市など一時24万戸余停電 原因は地中の電線の一部不具合か

15日早く、大阪市と守口市で一時、最大24万戸余りで起きた停電について、関西電力送配電は地中に埋められた電線の一部に不具合が起きたことが原因とみてさらに詳しく調べています。

関西電力送配電によりますと、15日午前4時すぎ、大阪市の広い範囲と守口市の一部で停電が起きました。

停電は一時、最大で24万戸余りに上りましたが、午前9時までにすべて復旧しました。

警察によりますと、停電の影響で、大阪市と守口市では一時、少なくとも140基の信号機が点灯しなくなり、警察官が手信号で対応にあたったということです。

また、京阪電鉄やJRで運転の見合わせや遅れがあり、あわせておよそ5万5000人に影響が出たということです。

関西電力送配電は原因の調査を進めていますが、これまでに大阪・鶴見区から城東区にかけて6キロにわたり地中に埋められている電線の一部で不具合が起き、送電を止めるシステムが作動したことがわかったということです。

会社はさらに詳しい調査を進めるとともに「多くのみなさまにご迷惑をおかけし、おわび申し上げます」と陳謝しています。

住民「エアコン止まり寝苦しくて目覚めた」

大阪・都島区に住む男性は「午前6時くらいにエアコンが止まり、寝苦しくて目が覚めました。家の外に出るとどこも電気が消えていて、停電していることに気付きました」と話していました。

また、都島区のコンビニエンスストアに勤める女性は「突然、電気が落ちて店内が真っ暗になったのでびっくりしました。外も信号や街灯が消えていました。店内の冷凍庫も止まってしまい、アイスクリームなどの商品が溶けないか心配です。早く復旧してほしい」と話していました。