群馬 大泉町 猫と飼い主の情報「マイニャンバー制度」導入へ

群馬県大泉町は、猫の適正な飼育への意識を高めてもらおうと、飼っている猫と飼い主の情報を町に登録する「マイニャンバー制度」を来月から導入することになりました。

「マイニャンバー制度」は、群馬県が動物愛護に関する条例を改正し、去年10月から飼い猫を屋内で飼育することなどが努力義務化されたことを受けて、群馬県内では初めて大泉町で始まります。
制度では、飼い主の住所、氏名、連絡先のほかに猫の名前や年齢、毛の色、避妊や去勢の手術の有無などの情報を町に登録してもらいます。
そのうえで、適正な頭数を屋内で飼育することなどを約束する宣言書に署名すると、飼い猫の写真が入った「マイニャンバッジ」が交付されるということです。
登録することで、飼い方への意識を高めてもらうとともに、猫が迷子になったとき、町が素早く情報提供を呼びかけることもできるとしています。
登録は無料で、「猫の日」とされる来月22日から受け付けが始まります。
大泉町では、屋外に出た猫や野良猫の糞尿などに関する苦情も寄せられているということで、担当者は「制度を通じて飼い主と飼い猫の幸福度を高めるだけでなく、猫を飼わない人たちとっても住みよい街づくりを進めていきたい」と話しています。