Kyoko Shimbun 2025.03.04 News

「米がないなら…」マリー・アントワネットさん、SNS凍結 これは嘘ニュースです

炎上したアントワネットさんの投稿
 世界的なファッション・インフルエンサーとして知られるマリー・アントワネットさんのX(旧ツイッター)アカウントが3日、停止された。米の価格高騰を揶揄(やゆ)するような投稿が炎上。「世間の感覚とずれている」など批判が寄せられていた。

 アントワネットさんは1日、米の価格高騰を伝えるテレビ画面の写真とともに「米がないならケーキを食べればいいじゃない」とXにコメント。この投稿に対して「ケーキの値段知ってますか?」「第三身分感覚からズレている」などの批判が殺到、炎上した。

 批判に対し、アントワネットさんはテニスコートで遊ぶ写真やエッフェル塔の前でポーズをとった写真などを繰り返し投稿。3日にアカウントが停止され、投稿が閲覧できなくなった。投稿を挑発的だと受け取った利用者から、大量の違反報告が寄せられたことで機械的に停止措置が取られたようだ。

 コメの価格は2月16日までの平均価格は5キロあたり3892円と、昨年に比べて90%以上値上がり。政府は先月、備蓄米21万トンの放出を決めたが、高騰に歯止めがかからない状況が続く。

 アカウント停止によって弁明の機会が絶たれたことから炎上は過激化しており、夫で資産家のルイ16世さんや、母親のマリア・テレジアさんのアカウントにも中傷コメントが寄せられるなど「延焼」。アントワネットさんと提携するファッションブランドの不買運動や、生成AIを使ったアントワネットさんの偽動画が拡散されるなど、炎上は収まる気配を見せない。

 SNS上のトラブルに詳しいITジャーナリストの二下羊さんは「食に端を発する炎上は、他の炎上に比べて過激化しやすく、その火力の強さは約860倍と言われる。彼女が断頭台に送られるまで鎮火しないのではないか」と懸念する。

新しいアプリで記事を読む

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード

虚構新聞友の会

本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。

おすすめリンク

<BOOK>フランス革命: 歴史における劇薬

 「自由・平等・友愛」を合言葉に、近代の世界史上に最大の劇的転換をもたらしたフランス革命-。この事件は、人間精神の偉大な達成である一方で、数知れぬ尊い命を断頭台へと葬った暗い影をもつ。なぜ革命はかくも多大な犠牲を必要としたのか。時代を生きた人びとの苦悩と悲惨な歩みをたどりつつ、その歴史的な意味を考える。

社主ピックアップ

ハクメイとミコチ
ハクメイとミコチ。緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。そーっと覗いてみませんか? 穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。
いたいお姉さんは好きですか?
彼氏イナイ歴=年齢のOL・板井栞(26歳)は無気力そうな見た目に反して実はモテたくて仕方ない。無駄にこまめな情報収集、果敢に挑戦。しかし持ち前の無器用さとイタさ加減により毎度残念な結果に…残念だけど愛おしい独身OLの日常生活!

エンタメ

人気記事ランキング

今月の一冊

ぼくらはみんな*んでいる

ぼくらはゾンビになって、生きる目的を見つける--。10数年前、死後まれにゾンビ化してしまう未知のウイルスが突如世界に蔓延した--。死んだけど普通に動いている。ゾンビといっても、ただそれだけ。そんな世界で、人々はそのウイルスと共存しながら今日も生活をしている--。女子高生の杏野春実、ブラック企業に勤める砥山紘一、冷めきった夫婦生活を過ごす合川夫妻……そんなゾンビになった人達の“生きる”を描くオムニバスドラマ開幕!

「今月の一冊」バックナンバー

虚構新聞社のRSS/SNS

虚構新聞のウェブサービス

虚構新聞社の本

注目コンテンツ