Lifehacker 2024年9月18日掲載の記事より転載
ChatGPTやGeminiでもWebの情報を基に回答が生成できるようになりましたが、引用元が不明な回答や、あきらかに誤った内容を示されることもあります。
検索に特化したPerplexity(パープレキシティ)なら、必ず参照元のページを提示してくれるので、正確で大量のリサーチが可能になります。この記事では、Perplexityの特徴と使い方を紹介します。
結論:【Perplexity(パープレキシティ)の強み】
軽く質問するだけで、質の高い回答・関連情報を提案してくれる。
たとえば…
- 回答の上部に参照したWebサイトを表示
- 回答の最下部に最初の質問に関連した項目が表示されて、追加のプロンプト入力なしで深堀りしていける
検索エンジンを使うように利用できる
Perplexityでは、常に最新の情報を検索し、AIが回答を生成します。プロンプトを入力すると、回答よりも先に参照したWebサイトが表示されるのが特徴。
そのあとに続く回答の文の末尾には、参照したサイトの注釈が付きます。

生成された回答の下部にスクロールすると、関連した質問事項が表示され、追加のプロンプトを入力することなく調べたいことを深掘りすることができます。


プロンプトなしで答えを再生成
さらに、「Rewrite」を選択すると、回答が再生成されます。ほかの情報源を参照したい場合に、プロンプトを入力する手間が省けます。

選択すると、再生成するAIを選択できますが、有料プランにアップグレードしないと適用できない場合もあります。

「Pro Search」を選択して再生成してみました。

ChatGPTやGeminiとの違い
ちなみに、同じプロンプトをChatGPTやGeminiでも入力して回答の様子を比較してみました。


それぞれの生成AIならではの回答が詳しく生成されましたが、参照元のURLは提示されませんでした。
Perplexityなら「ソースを提示して」などのプロンプトを逐一入力する必要がないので、まさにリサーチに特化したAIといえそうです。
ユーザー登録なし無料で使えるが回数制限あり
Perplexityは、アカウントを作成しなくてもすぐに使えるので、初心者にとってハードルの低い生成AIといえそうです。ただし、数回プロンプトを入力するとアカウントを作成しないと使えなくなってしまいます。
また、無料版では、高性能な回答は1日に5回までに制限されています。
有料版のProなら、高機能なAIによる回答の制限は600回と大幅に増え、GPT-4oやclaude-3など、回答を生成するAIを選択できるようになり、さらに快適に利用できます。

Perplexityは、無料版でも十分に活用できる便利なツールです。検索と生成AIの融合により、最新情報に触れながら、情報収集を効率化できるでしょう。
Screenshot: 重田信 via Perplexity