山下三段 奨励会員が竜王戦5組準決勝進出 連続昇級へ王手 21年度叡王戦挑戦者の出口六段に勝利

[ 2025年4月10日 22:06 ]

山下数毅
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 将棋の奨励会員・山下数毅三段(16)が10日、大阪府高槻市の関西将棋会館で第38期竜王戦5組ランキング戦に臨み、出口若武六段(29)に103手で勝利した。振り駒の結果、先手になった山下三段が角換わりの熱戦を制した。先月の詰将棋解答選手権で藤井聡太王将(22)=名人など7冠=らに続く3位に入った終盤力を21年度の叡王戦挑戦者にもなった出口相手に発揮した。

 5組ランキング戦の4強に進んだ山下三段は、次戦で決勝進出を懸けて山本博志五段(28)と対戦する。5組は決勝進出者2人、そしてランキング戦で敗退した棋士による昇級者決定戦の優勝者2人が4組へ昇級する。つまり前期に続く連続昇級へ王手とした。

 山下三段は23年4月から半年間開催された第73回三段リーグで3位になり前期、三段からただ一人6組に出場して準優勝。決勝トーナメント進出こそ逃したが、三段が初の5組昇級を果たした。そして今期、次戦に勝ち4組昇級となればもちろん三段では初となる。

 竜王戦ランキング戦での連続昇級は四段なら五段、五段なら六段、六段でも七段へ昇段する好成績だが、プロ未満の三段にその規定はない。

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