森友学園に関する財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)の妻の雅子さんは、国に関連文書の開示を求め、財務省は今月4日、国有地の売却をめぐる学園側との交渉記録など2000ページを超える文書を開示しました。
雅子さんの弁護団によりますと、開示文書にはほぼ時系列で番号が振られ、欠落している番号が複数、確認されたことから、弁護団は14日、文書の一部が欠落している可能性があるとして財務省に説明を求める申し入れを行いました。
この弁護団の指摘に対し、加藤財務大臣は15日の閣議のあとの会見で「開示請求があったのは財務省が検察に提出した資料であり、それをそのままお出ししたということだ。何かわれわれが意図的に隠しているということは全くない」と述べました。
そのうえで「なぜ文書の番号が欠落しているのかについては、少なくとも現状において確認できていない」と述べました。
森友学園開示文書“一部欠落”「意図的に隠していない」財務相
森友学園に関する新たな開示文書を受け取った、近畿財務局の職員の遺族の弁護団が、文書の一部が欠落している可能性があると指摘していることについて、加藤財務大臣は、欠落の理由は確認できていないとしたうえで「何かわれわれが意図的に隠しているということは全くない」と述べました。