Dell×AMDの新作は「頼れる16インチノートPC。コスパもよし」。高解像度でメモリ32GB、それで20万円

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  • author 武者良太
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Dell×AMDの新作は「頼れる16インチノートPC。コスパもよし」。高解像度でメモリ32GB、それで20万円
Photo: 武者良太

いろいろ試したいならメモリは多ければ多いほうが良いですよ。

Dell 14 Plusと同時に発表されたAMD版の「Dell 16 Plus」も、コスパに優れた次世代ノート。同じラインナップの16インチ版にすぎないのだけど、余裕のあるボディを活かしてテンキー付キーボードRyzen AI 7 350/32GB RAM/1TB SSDモデルであれば、 QHD+ (2560x1600)ディスプレイがついてくるんですよ。

14インチ前後ならフルHDくらいでもいいけれども、16インチ級ともなると細かい描画性能が欲しくなってくるというもの。しかもこの構成でお値段は20万4000円。コスパ良~。

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Photo: 武者良太

Dell 16 Plusには他にも、Ryzen AI 5 340/16GB RAM/512GB SSD/フルHDディスプレイモデルが15万4000円、Ryzen AI 7 350/16GB RAM/1TB SSD/フルHDディスプレイモデルが17万4000円なのだけど、メモリの多さから前述した仕様を推します。

だって、ローカルで動くAIだって試せる性能なんですから。

ライバルを超えるNPU性能を持ってるRyzen AI 300シリーズ

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Photo: 武者良太

AMDいわく、Ryzen AI 7 350Ryzen AI 5 340が搭載しているNPU部の性能は50 TOPSに達しているとのこと。ライバルとなるIntel Core Ultra 200シリーズ(48 TOPS)や、Snapdragon X Series(45 TOPS)よりも計算スピードが速いんだよね。

となると、試したくなりませんか、ローカルで動くAI。クラウドに接続せずに使える=外に出しにくい個人情報なども処理できるようになる可能性を秘めた、もうひとつのAIの潮流ですね。

ただ、そうなるとメインメモリが16GBというのはちょっと寂しい。Copilot+ PCの最小要件はメモリ16GBなんだけど、自由気ままに生成AIチャレンジをするなら、メモリは32GBからスタートしたほうがいい。

だからこそ、Dell 16 Plusの32GBモデルは今おすすめなんです。もちろん複数のアプリを同時に使っても大丈夫、というメリットもありますよ。

テンキー&大面積タッチパッドの存在も頼もしく感じちゃう

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Photo: 武者良太

データ類の入力に便利なテンキーを備えているのもDell 16 Plusのいいところ。カーソルキーあたりは息苦しさを感じるなどクセもあるんだけど、16インチ級にここまでのキーを盛り込んできたことには、感謝の気持ちでいっぱいになります。

トラックパッドのデカさも、そう。狭面積でハイレスポンスなトラックパッドもいいんだけど、細かな操作が多い場合は、広面積なトラックパッドのほうが扱いやすいんだよね。

それにDell 16 Plusは、DellノートPCのベーシック+ラインを担うモデルだから、ターゲットユーザーの幅がかなり広いはず。誰にとっても使いやすい最大公約数を追求した結果、このレイアウトになったのかもしれないですね。

Source: Dell