Lifehacker 2025年4月18日掲載の記事より転載
MicrosoftはCopilotに関するアップデートを大量に発表し、いくつかの機能がWindows Insider登録者向けにロールアウトされています。
WindowsアプリとしてCopilot Visionが登場
Copilot Visionは2024年、まずWeb上で使用できるようになっていますが、今回は新たにWindowsアプリとなりました。
この機能は要するにパソコンで起きていることをAIが「見られる」ようにするもので、スクリーンショットを撮ったり、コピーやペーストをしたりしなくても、いま見ているウェブサイトや編集中のドキュメント、聴いている音楽などについてAIに質問できるようになります。

もちろん、プライバシーに関する懸念も否定できませんが、Microsoftによれば、何をアクセス可能にするかはユーザーが完全にコントロールでき、Copilot Visionのセッションが終了する度にデータはすべて削除される仕組みになっています。
旅行やネットショッピングでの利用を想定
Microsoftが想定している使い方は、ユーザーがCopilot Visionを利用してチャットで旅行の計画をしたり、ネットショッピングを手助けしてもらったりという場面。
ユーザーと同じものをAIも見ることができるので、主に音声でやり取りしながら、アイデアを選び出したり、ユーザーが話していることに対してフィードバックしたりできます。

ファイル検索にもCopilotが活かせる
次はファイル検索で、システムのローカルに保存されたファイルに対してCopilotが検索、オープン、チャットできるようになります。
たとえば履歴書を探したいとか、先月作成していたスライドショーを呼び出したいという時がありますが、こういったリクエストはすべて自然言語クエリを用いて処理できます。
ファイルの内容についても尋ねることができ、たとえばCopilotを使ってスプレッドシートから支出額を取り出すといったことが可能です。
テストをはじめるには、Windows Insider Programへ
これらの機能は最終的には正式版のWindowsで全ユーザーに提供されますが、しばらく時間がかかると思います(Microsoftは正確な予定を公表していません)。
しかし、Windows Insider Programにサインアップする準備ができていれば、Copilotの新機能を早期に試してみることはできます。バグが出るリスクはありますが、気になる方は登録してみてはいかがでしょうか。
著者:David Nield - Lifehacker US
翻訳:嶋谷和幸/OCiETe