5月に入って気温が上昇しており、もはや春をすっ飛ばして夏の気配がする。そうなると「ハーフパンツ」の時期に突入するワケだが、今年はちょっと気になる存在がいる。以前スウェットが話題になったユニクロCがそうだ。

というのも、ユニクロCは「大人のユニクロ」とも言われていて売れまくり。しかも、一部店舗での販売だったのが全国へ。都内の店舗を覗いたら在庫が潤沢な上、「SNSで大バズり!」と猛プッシュしていてハーフパンツ(ショーツ)まで出していたのだ。

・ユニクロCとユニクロ

その光景を見ると、ユニクロCのハーフパンツを試してみたくなるのは自然な流れ。一体、普通のユニクロのものと何が違うのだろうと──。

てことで、実際に着比べてみたのが今回の話である。ハーフパンツの種類が豊富なユニクロだけに比較対象をどれにするか迷ったが、同じ「リラックス系」に分類されていたもので統一してみた。

ユニクロCは「スウェットワイドショーツ」でお値段2990円。


一方、通常のユニクロは「ウルトラストレッチスウェットショーツ」をチョイスして1990円だった。同じショーツで価格差は1000円。一体、何がどう違うのだろうか。

なお、ユニクロCの「スウェットワイドショーツ」はワイン色、通常の「ウルトラストレッチスウェットショーツ」はオーソドックスな黒色を買ってみた。以下、その比較である。

・並べて比較

まずは横に並べて見た目から。どちらもMサイズでウエストは76〜84センチなのだが……

正面からだとユニクロCの方がやや大きめ


後ろもやや大きめで他は一緒……と思いきや!


後ろにポケット2つ!!!!


大きな差はないと思ったら、ユニクロCの方だけ後ろポケットが両サイドについていた。今のスマホ時代、ここに加点してしまう人も多いのではないだろうか。

個人的にはコレ大事。財布とスマホ両方ともお尻派にとってはありがたい仕様だった。そう、ポケットはあればあるほどいいものなのだ。

・着用した見た目比較

続いて実際に着用した感覚はどうだ。腰の位置はどちらも紐で調節可能。同じ位置で穿いてみたら、だいぶ印象が変わってくるから驚いた。


こういうのも……


正面から見るとこんな感じ。ユニクロCの方はゆったりしていて、ユニクロの方はどちらかというとシュッとしているのだ。ただ、それでいながら……


横からだと、あまり変わらないように見えるから面白い。どちらもシュッとしているというか、ユニクロCは正面から見たときほどゆったりしていないように感じる。


そして背後になると、またしても印象が変わってくるからアラ不思議。このあたりユニクロCを手がけている英国の著名デザイナー「クレア・ワイト・ケラー」の魔法がかけられている……?



日常着ながらどこか優雅さがあると言おうか。今回はシンプルに「エアリズムコットンクルーネックTシャツ」と合わせてみたが、コーディネート次第でポテンシャルあるファッションもできそうだ。

・素材の違い

なお、見た目からややツヤっぽいことでも分かるように本体部分の素材は違う。ユニクロCの「スウェットワイドショーツ」はポリエステル67%、綿33%。

対するユニクロの「ウルトラストレッチスウェットショーツ」は綿96%、ポリウレタン4%。このあたりは実際に触ってみて、自分の好みに合わせるといいだろう。

個人的にはよりゆったりしているユニクロC推し。開放感がかなりあるため、これから汗をかく時期になっても快適に過ごせそうな気がした。1000円多く払う価値はある。

今じゃ実店舗だけでなくオンラインストアでも販売されているユニクロC。本記事がこの夏の参考になれば幸いだ。

参考リンク:ユニクロC「プレスリリース」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼ユニクロCの「スウェットワイドショーツ」。ちなみにカンボジア製だ

▼ユニクロの「ウルトラストレッチスウェットショーツ」はベトナム製だった

▼どちらも伸縮性あって穿きやすい。こちらはユニクロCの「スウェットワイドショーツ」

▼ユニクロの「ウルトラストレッチスウェットショーツ」